2016年12月30日
この日は早朝に車を返して飛行機で北極圏を離脱します。
思えばこの2日間、日が沈んで1時間ぐらいの明るさまで明るくなっては真っ暗な夜というほとんど日の浴びない暮らしをしていたので友人と二人かなり鬱になっていました。前日の晩もMackを3本は空けました(笑)
冬の日照時間の短いヨーロッパや北海道の東部などでは冬季うつ病といって日照時間の短さからくる気分障害が本当に存在するそう。
ロシア人が呑んべえになるのも理解できる気がする、というか理解した(笑)
朝1番の飛行機で離陸すると雲の中へ。翼の前の窓際に座っていたんですが、翼のライトには沢山のドデカい氷の粒が。寒すぎて雲も浮いた氷の塊みたいになってるらしく、エンジンが壊れないか不安で仕方なかったです。(ちなみにこの飛行機、出発前にエンジントラブルで点検、出発が30分遅れている汗)
飛行機の中で日の出を迎え、2日ぶりに日光を顔に浴びるとなんだか感動してしまって泣きそうになりました。初日の出では全く感動しないのに。
そんなこんなでオスロについて、朝ごはんのバナナを買いにコンビニへ。
セブンイレブンでした。さすが世界のセブン、アジア圏だけでなくこんなところにも。
オスロ空港のエアポートエクスプレスで市内へ向かいます。顔のデザインがブタみたいで変。
オスロ中央駅についてホテルへ向かって歩いていたんですが、この駅は本当にきれいでたぶん僕が今まで見た駅では一番きれいでした!(大した数みてない)
駅の構造的にはイギリスやドイツなどの大都市で見るようなターミナル的なやつというよりは、中国の大きな街のゆったりした感じのつくりの駅に近い感じでした。
ホテルで荷物を預け、観光に出かけます。
まだ午前中なんですが何となく日が傾いてる気がしないでもない…
ノルウェーも王国なので宮殿があります。古風な感じというよりは少しリニューアルされた感じがします。バッキンガムにつくりは似ていますね。
衛兵は女性でした。イギリスより服装が寒そうなのが気になります。
中は見学できなかったのでそのまま美術館へ。
オスロといえばこれ!ムンクの叫び。この橋、実際に存在する橋だそうです。
何の銅像かは忘れましたが、ここの作品は独特な世界観のものが多い気がします。
考える人!この人の姿勢、トイレには理想的だそうな。考えてると便秘になりそうですが…
パパーっと観覧して次の場所へ。
地下鉄に乗ってムンク美術館にやってきました。水曜どうでしょうの本家ヨーロッパリベンジではこっちのほうが出てきてましたね。
ムンクの様々な作品が展示されているのですが、どれも独特な色使いをしています。統合失調症だったとかじゃないとかで世界も歪んでいる感じがしますが、本当にこう見えていたんでしょうか… 精神科に入院する方の描く絵は別次元な世界観がある気がしていました。
マリリンモンローという名の絵。ピカソもそうなんですが、描こうと思えばまともな絵も描けるのがこの人たちのすごいところ。
実はムンクの叫びには2種類あって、雰囲気もまた違います。悲壮感というよりは顔の表情がはっきりとわかる感じ。
この絵は僕にでもかけそう…(笑)
このあともまだまだ観光を続けます。