どうも、今週はSupervisorの人がいなくなって寂しくなるかと思いきや、10月になって3人も新しい人が来て、学生が大学院生のお世話する妙な状況が生まれてしまっている今日この頃。日本と同様10月にNew semesterが始まるので、街もFresh men’s fairでにぎやかです。
先日、ラボ終わりにダッシュでロンドンへ向かい、チャンピオンズリーグを見に行ってきました!ヨーロッパのチームの試合を見るのは実は初めてではないんですが、(クラブワールドカップのバルセロナ対サントス)やはり本場は試合前から雰囲気が違いました。駅からスタジアムの道のりではチャントを歌うグループ、パブは道に人があふれ出るほどの混みようでした。
そしてようやくたどり着きました。夕方のエミレーツスタジアムもまた優雅です。
試合前のスタジアムは意外とすいています。飲みもの食べ物を買う人で実は通路がいっぱいだったりしました。
オリンピアコスサポーターのみなさん。試合前から盛り上がってます。
今日の試合の実況のおじさん。いざ顔見ると当然のごとく誰だかわからないんですが、周りはほぼ全員スタンディングオベーションだったのでたぶんものすごく有名な人なんだなと勝手に理解。
このあとアンセムでパタパタ旗を動かす子供たち。すごく幸せそうな顔です。
いよいよ選手入場。
アーセナルがんばれー!とばかりに旗を振る人。唯一気になったのはこの人がアーセナルの服ではなくCLの役員のビブスを着ていること…
おなじみのアンセムを聞いて盛り上がったところでさっきのチビッコたちはお役御免。
試合開始が近づいてスタジアムでは応援合戦が始まります。ただ、オリンピアコスのチャントがチームを鼓舞するものだったのに対して、キックオフまでアーセナルのチャントが”If you hate Tottenham, stand up!”だったのが気がかりでした。この試合スパーズ全然関係ないやん!!!!
キャプテンのおじさん(サンティ=カソルラ)が相手のキャプテンとがっちり握手。
いよいよキックオフです。
序盤はいい感じでサイドを崩したりして押し込む場面が多く、「今日は勝てるかも!」なんて思ってましたが…
この表情。だんだんチャンスも減ってきました。寧ろ引いて守る相手のパスカットからスピードで押し込まれだす展開…
パスに追いつけない瀬尾君。
今シーズン絶好調のエジル(某サイトでの愛称、高田先生)も今日はお疲れモードのようです。
松木さん「PKだろぉ!PKだ!PKでしょう…」的なシーンもありましたが主審の笛は鳴らず。
この試合で一番動けてたように見える瀬尾君。背番号通りアンリのような活躍をしてほしいものです。
サイドへのサポートに走るおじさん。まだ30歳なのにどことなく漂う中年臭…
右サイドでディフェンスと1対1で争うチャンボ。先週のダービーではキレッキレでしたが、今日はいいところなし。
劣勢とあってベンチスタートの主力組も速めにアップを開始。
とか言ってたら決まっちゃった…
すぐさま同点にすべく猛攻を開始するアーセナル。誰が倒れていようがお構いなし。放置プレイで試合続行です。
エジル、サンティを中心に攻撃を仕掛け1点を返すもののすぐにキーパーのオウンゴールで勝ち越され、前半が終了。
ヨーロッパでは人種差別が多く、熱狂的なサポーターが相手選手に向かって人種差別的なことをしたりすることもしばしば起こってしまうようで、試合中の選手のユニフォームには”RESPECT”のワッペンがあり、ハーフタイムにはいろんな人種のスター選手が”NO RACISM”の言葉とともに登場するCMが流れます。
ベイル
メッシ
ラムジー
最近話題の憎きディエゴ・コスタ。この人の顔が出たときスタジアムからちらほらブーイングが聞こえました…(;^ω^)
ちょっとむすっとしてるエジル
アーセナルくるくる詐欺のベンゼマ
なぜか1人だけ私服でチャラ目に登場するネイマール
クリスティアーノロナウドでシメるという豪華なCMでした。
人種差別はやめましょう。みなさん。
チャンピオンズリーグのボールは星をつなげてできているので縫い目などが普通のボールと違います。結構かっこいいです。
前半オウンゴールをしてキーパーも少し悲しそうに見えます。
後半開始前から少しお疲れ気味のみなさん
体格に親近感を感じずにはいられないチャンボ。本名はアレクサンダー・マーク・デイビッド・”アレックス”・オックスレイド・チェンバレンです。長すぎる!入国審査で書くカードのミドルネームの欄が収まらないくらい長いですが実際どうなんでしょうか。
ディフェンスではこの人、コッシー(コシェルニ)が縦横無尽に走り回ります。が…
オジサンがけったコーナーの直後のカウンターを守った際に…
やってしまった…負傷交代…
先日誕生日とともにケガから復活したメルティが交代出場。
We got the fucking Germanのチャントが流れます。
なかなか同点に持ち込めないアーセナルは温存していたラムジーをここで投入(主力選手)
それでもやっぱり守りの時間が多かったアーセナル。2-2の同点に持ち込んでほっとした直後、40秒くらいで1点取られて2-3で試合終了。
警告の多い試合でした。帰り道、隣にいたオリンピアコスサポーターに”Are you sad?”って言われて若干イラッとはしましたが、”Yeah, I’m sad, but your team played very well!” って言ってあげたらこれ以上ない笑顔でこの試合のために仕事休んでギリシャから来たとかなんとか言われました。おい、こんな経済危機なんやからちゃんと働きなさい!と言いたいところでしたがそこはぐっと我慢。僕はアーセナルのために日本から来たんだけど、残念ですっていうと、ガチで同情してくれて、駅まで色々な話で盛り上がりました。ギリシャ人なかなかいいやつ。
そんなこんなで試合を振り返ってみましたが、やっぱり楽しいです。日本と比べてひたすらチャント歌うだけじゃなくしっかり試合を見る文化が根付いている感じがしました。テレビでゴールを決めるあるいは外した時のリアクションが大きいのを少し小ばかにした感じの意見も聞いたことはありましたが、本当にひいきのサッカーチームを心から好きで、しっかり試合を見ているからこそあれくらい喜怒哀楽が表にでるんだろうなぁと思いました。
明日からは少し遠出してウェールズの近くまで行ってみようと思います。
では。