この1年間トビタテのイベントに参加する機会が多く、これから留学します!っていう人間に会う機会がとても多かったので、久々大真面目にブログを書いてみようと思う。
僕の留学は3回あって、
①1回生の時のオーストラリアでの4週間の語学留学
②3回生の時のイギリスでの3か月の研究留学
③6回生の時のハンガリーでの5週間の臨床留学
とHop!Step!Jump!ときれいにステップアップしている。トビタテで支援していただいたのは③のハンガリーでの留学である。
多くの企業に支援してもらいながらこんなことを言うと怒られそうだが、僕自身この留学は
失敗だった
と思っている。(サポートしてくれた現地学生のみんなゴメンね)
(一応補足しておくが、留学中は結構真面目に勉強していたし実習の評価も結構よかった)
結論から言うと、僕の3回目のハンガリーでの留学では決定的に失敗しズッコケるという要素が欠けていた。
トビタテのイベントで様々な分野の留学生が集まって、酒の席になるとお互いの留学話となることも少なくなく、どんな失敗をして病んでたという話を聞くことも多い。
1回目のオーストラリアでは大きな失敗ではないのだが、技術面、サッカーの理解度で劣っている部分を気合とコミュニケーションで乗り越えた。まぁこれは挫折や失敗というか、ディスアドバンテージを克服するのに持ち前の性格と語学力がある程度役に立ったというだけの話。
2回目のイギリスでは、コミュニケーションも最初はうまくいかないし実験もうまくいかないしでだいぶヘコんだ。
受け身ではなく自分からアクションを起こして実験はとことん話し合い、昼飯のトークは自分で回して(ドヘタ)乗り越えた経験があった。
そういった経験があると帰国した時には考え方の変化もあれば問題解決のカードも自分の中で増えていて吟味ができる。何より、何事にも自信をもって取り組めるので少しぐらい躓いたくらいでドシッと構えていられる。
3回目のハンガリーでは、それがなかった。
日本人学生が多く、アウェーの空気が全くなかったこと。まぁこれに関しては助かった部分が多かったので特に気にしてはいないが…
思っていたよりも実習がだいぶライトで短時間集中型だったため、(9時集合で1時間半から2時間で終わる)ほとんどが自学自習の時間だった点。
実習もテーマが決まっていて、前日に予習した内容を実際にアウトプットしながら学ぶという体験型だったので質問をすることでしかアクションが取れず、大きくズッコケる要素がなかったのだ。
結果的に守りに入ることはなかったが、攻めることができなかったので、自分が見た景色の先に進めていない。向こうでやっていたバレーボールのほうが成長の伸びが大きかったほどだ。
この事は帰国後に他の留学生と話していて大きく自分を苦しめている。
人とは違う経験をしたことで学んだことも多いのだが、その経験がすぐに生きてトントン拍子に事が進んでいる他の人と比べて何も学んでいないように見えてしまうのだ。
留学は終わった後が大事、という人は多い。留学から帰ってきて何らかの事業や活動をしている人、結果を残し始めている人は皆そう言う。
だが、そういう人達は留学中に何らかのきっかけをつかんできている人が多い。
だから、このコロナやらなんやらで留学開始が伸びているこの時に声を大にして言う。
留学する奴、
全員地べた這いずり回ってこい。
と。
そして、2か月とか超短期で留学しようという人。
守りに入るな。攻めろ。
と。
最大限に攻めまくった先に、見える世界。見える日本。見える同級生。
確実に、別世界です。
留学のスタートが伸びてどうなるかわからない人。チャンスです。向こうでやることがある程度はっきりしているなら、攻めることのできるところで思いっきり攻めましょう。
今はその準備が思いっきりできる時間です。
追伸:風邪ひくなよ!(笑)