お久しぶりです。国試の模試が終わったので気晴らしに書いてます。また更新頻度が落ちそうです。
マンホール周辺のヤバい人たちの視線を背に受けてホテルまで歩きます。というのも、まずルーマニア語が分からないのでどのバスに乗ればいいのかわからなかったからです。
駅前の大きい交差点のビル。半分はめっちゃきれいなんですが、半分はまるで廃墟のようにボロボロ。地震でもあったら一瞬で崩れそう。
新しいきれいな建物と、こういった建物が半分ずつぐらいの比率で並んでいます。総じてぼろい建物には落書きがたくさんしてありました。
なんだか路面電車のつくりも簡素です。路面電車の奥に見える建物は管理する人がいないのか、部屋の窓ガラスが何枚かわれていました。ただそもそも、そんなのここに限ったことではなかったんですが。
そんな建物にうめこんであるように作られた“SUPER MARKET”。そのドアにはJUST DONTの文字。そんなこと言われなくたって、ここで買い物する気にはなれませんね…汗
大通り沿いを歩いているとだんだんまともな建物が増えてきました。どうやら政府公館の建物が増えてきたようです。マンションやオフィスビルも増えてきました。
ルーマニアが不思議なのは、これだけ建物がボロボロなのに、道路の段差がほとんどなく、非常に手のかかった舗装がしてあること。タクシーに乗ってみるとわかりやすいんですが、どんな古い車でもそこそこ乗り心地がいいです。
もうちょっとお金を使うとこあるでしょ・・・
今回はブカレスト最安だったこちらのミケランジェロという少々胡散臭い名前のホテルに泊まります。
ただ、ホテルとだけあって結構部屋はきれいでした。
ルーマニアは英語で書くとRomania、ですがRomaとだけあって言葉はラテン語系です。人柄もラテン系の人が多く、ホテルの支配人のおじさんもすごく陽気で、ルーマニアに来て初めて笑ったひと時でした。
ホテルからさらに市の中心部へ、疲れもあったのでタクシーにトライ。
人が下りた直後のタクシーを狙って行き先を告げる。
しばらくしてタクシーメーターをみると、乗った時には点いていたメーターがOFFになっている…
15分もせず到着。運転手、64レイを要求。(1.5-6レイ/㎞が相場。単純計算40㎞汗)
負けじと文句を言うと、運転手ルーマニア語でがやがや言い返す。仲間を呼ばれても困るので、仕方なく100レイ札(1レイ=30円ぐらい)を渡す。おつりが30レイと少ない。
もっと出せ、出すまで降りんぞという感じで睨みつけながら首を振ると10レイ札がもう2枚。ぼったくりの心の弱さを垣間見ました(笑)
ネットでパパっと調べたところ一番おいしいらしいこちらのレストランにやってきました。
とりあえずビール。ルーマニアのメジャー銘柄、Timisoreana(ティミショレアナ)。ルーマニア北西部のティミショアラが原産だそう。ヨーロッパのビールは濃い味が多いのですが、タイのビールのようなあっさり味でゴクゴクいけちゃうビールでした。
昼を食べずに来たので反動で頼みまくってしまいました。手前から、MICIというルーマニアの皮なしソーセージ、ダンプリングとシチュー。
どれもおいしかったんですが、どれもとても脂っこくて、ビールが3杯も進んでしまいました。完全にルーマニアに転がされています(笑)
このレストランではディナーショーとして民族衣装のダンスショーが行われていました。
雰囲気から本当にイタリア人みたいで面白かったです。
レストランを出て歩いていると、街中に天体望遠鏡を見つけました。望遠鏡前のオジサンに覗いてみるよういわれ中をのぞくときれいな満月がありました。
おじさん、今日はピンクムーンだから幸せのおすそわけだよ、と。
その場で出会う人で国のイメージって大きく変わるものです。
国民の館の前の通り。国民の館と聞くと奥の建物までが思い浮かぶ人がいると思いますが、おそらくこの噴水もセット。
近くで見るとそのデカさがよくわかります。この奥の駐車場は夜は暴走族のたまり場になっていました(笑)
ちなみに、帰りのタクシーはホテルまで、行きの3倍以上の遠回りをされ(運転手が行き先を間違えた)お詫びに半額にしてもらって25レイ。行きの半分以下(笑)
ルーマニアという国がよくわからなくなったところで1日目終了でした。