天気が良くなりそうな気配もなかったのでコーヒーを早めに飲み干して再び歩きます。
カフェ前におじさん立ってるなぁ、アーティストかなーって思ってたらホンモノの銅像でした。にしても腹出すぎ。
ブダペストのブダ地区とペシュト地区を隔てるドナウ川にはいくつか橋がかかっていますが、中でもセーチェニ橋は鎖橋とも呼ばれる代表的な橋です。
が、実際に来てみると鎖要素ゼロの吊り橋風のただの橋です。(笑)
美しき青きドナウ、なんていいますが都市部に関しては美しくも青くもなく、ただ汚れた黒いドナウです。
丘の上に大きな建物が並んでいたので登ってみます。
まずは漁夫の砦を目指して川沿いを北上。対岸には国会議事堂が見えています。ちょっとしたお化け屋敷風の宮殿というか、狂気じみた政治をやっていそうな感じがするのは僕だけでしょうか…
ヨーロッパあるある、路面電車です。ライトの上に眉毛のような黒い線があります。スターウォーズのC-3PO的な顔に見えてきます。
ここから一気に坂を上ります。思っていたより勾配がきつくてリュックしょったままだと結構汗をかいてしまいます。
20分も歩くとこの通り。登山とかの達成感ってこういう景色で感じるんだなぁと80mほどの高さで思ってしまいました。
漁夫の砦に到着。砦というだけあってかなりディフェンス重視のつくりです。というのも、壁にちょこちょこ丸穴があいていてそこから投石できる造りになっていました。
まぁ飛び道具がある現代はこんなもの無力でしかないのですが。
砦の裏側は広場になっていて、昔の市街地はこちらのブダ地区であったことがうかがえます。
そこから南進するとブダ城にたどり着きます。どちらかというと国会議事堂や裁判所のような印象が強いです。
守衛さんの服装。ロシア系の警察ってこういうトサカのような帽子にマッチョか太いのかわからないよう体をしたおじさんが多いです。二の腕に刺青とか入ってるとイカツさ100倍です。
ブダ城の近くには展望台のように突き出た場所があって、ペシュト地区の夜景を望むことができます。ブダペストの夜景をググるとここからの写真がたくさん出てきます。
プロ風の人が日が沈む何時間も前から場所取りしてスタンバっていたりして、ちゃんとした写真を撮るのには少し苦労がいる場所です。
ちなみに反対側はこんな感じ。写真右手の丘の上の塔もゲッレールトの丘という有名な夜景スポットですが、詳細は後日。
街中で予定があったので鎖橋を通ってペシュト側に戻ります。
振り返るときれいな夕日。
夜な夜なグループで散歩に出かけるとブダペストの様子は一変していました。
さっきまでただの石造りの建物だったブダ城もこの通り。
国会議事堂も美しさとお化け屋敷感を増して存在感を放っていました。
前評判通り、ブダペストはドナウ川の宝石でした。
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