デブレツェンに来て1週間がたち、時差ボケも乗り越えて生活も安定してきました。この週末は観光にも行かず、少しゆっくりしていました。
今日は学校生活について書いていこうと思います。
日本の大学病院というと、小さな敷地に高い建物がいくつかあって、そこに外来、検査室から病棟、オペ室が集約されているのが一般的だと思います。というか、大学以外のどの病院もふつうそんなもんだと思います。
↑例えば九州大学病院はこんな感じ。
こっちの大学病院は最大でも3階建てのアパートか家か何かのような建物が広い敷地の中にいくつもたっていて、それぞれ「内科1」「内科2」「小児・産婦人科」と分かれています。緑が多いので動ける患者さんにはとても気持ちのいい環境です。
また、どの建物が何かなのか案内地図がないので実習初日はどこに行ったらいいかさっぱりわかりません。
また、患者さんが転科するときは最悪ベッドに乗せたままこの道を行くのだとか汗
ちなみに今は内科1の建物のICUで実習をしています。
これが入り口。大学病院というよりはちょっと大きい診療所のような感じです。
ドアを入ったところ。左手に見えるドアの奥に行くと外来があります。病棟は2階が中心。病室には驚いたことにエアコンがなくて(‼)セントラルヒーティングの暖房しかついていません。その割には4月時点で昼間は30度近くまで気温が上がっているのでずっと窓は開けっぱなしです。
病室というと基本的には、
こんなかんじや、
↑あんな感じをイメージすると思うんですが、こっちの一般病棟は結構古くて
基本的にはこんな感じ。間の仕切りとかは基本的になくて、狭い部屋にベッドがキチキチに詰められています。(ネットより転載)
この部屋はまだベッドが横配置なので二つで済んでいますが、ある部屋はベッドが縦配置で壁際に片側2つずつ縦列駐車のように並んでいる部屋がありました。( ゚Д゚)
今実習しているICUではそんなことはなくて、日本と同じような感じの部屋になっていました。
毎日一人の患者を担当し、朝に身体診察と評価を指定された時間内に終わらせ、教授と1対1で1時間ほどディスカッションをして解散です。あとは翌日の予習に時間を使います。
日本と違ってガイドラインに載っている診断基準の数値といった細かいところよりも、疾患の理論をより一層ロジカルに話すのでかなり語学力と理解力を必要とします。
終わったら本学のほうに行ったり下宿に戻ったりして自習をします。
本学の校舎はこんな感じ。写真で見るよりもかなり大きくて、威風堂々としています。ステンドグラスや大理石など贅沢な建材も多く使われていて、すでにルーマニアの国民の館を見たような気分になります。
学食はMenzaといい、キャンパス内にいくつかあります。医学部側のMenzaは結構古くて味が濃いので僕は苦手ですが、本学側の学食は僕は結構気に入っています。
外観はこんな感じで結構ボロッちいのですが、
内装はこんな感じ。画面にメニューと価格が表示されています。1フォリント0.45円くらいなのでかなり良心的。
おじさんに注文してお皿に盛ってもらうスタイルです。
内陸国だからか、サラダが酢の物かピクルスだらけなのが気になりますが、味はこの国にしては比較的薄味でおいしいです。
何よりも、食堂にガチ目なケーキ屋があるのが驚き。このほかにも、大正義ケバブ屋やコリアンレストラン、みんな大好きパニーニ屋、昼からビールも飲めるカフェなどかなり充実しています。
日本人の学生も多いせいか、桜が植えられています。雨が降らないので桜が満開のままいつでも花見酒ができるのがいいですね。
ちょっと書きすぎましたがまたデブレライフについて書こうと思います。