とりあえずヨーロッパリベンジのブログ記事を下書きだけ作ってみたら全部で17個あることが判明し、書ききることを半ばあきらめつつあります汗
2016年12月28日
買い物を済ませたら車でぶらり観光。
猛吹雪の中やってきたのは北極教会。
教会とはいいながら、かなり現代的でユニークな形をしています。ガラス張りの壁を通して内部の電球の光が見えます。白熱灯の光がとても暖かく感じます。こんなこと感じてる時点でもう北極に負けつつあるのかな(笑)
残念ながらこの日は中に入ることはできなかったのですが、教会の中をのぞくとこんな感じになっていました。教会の後ろのほうはさながらホテルかカフェのようで、地域の人の憩いの場所でもあるんだろうなと感じました。
北極教会はトロムソの街の中心街とはフィヨルドを挟んで反対側にあり、教会からは街の夜景(なおまだ14時ぐらいな模様)を一望することができます。この裏に山頂へむかうロープウェイもあるのでそれにのればなおさらかな?
続いて街の中心部にあるポーラーミュゼート、北極博物館にやってきました。
ここではもともとここにくらしていた原住民の人々や移住してきた人々の暮らし、そしてトロムソから旅立った探検家たちの足跡が展示されていました。この辺ではアザラシが数種類出るらしく、主にそれを食料源、そして燃料や衣料などに利用していたようです。
こんなつぶらな瞳で見られたら狩ろうとも思えないですが…生きるためには必須だったことがうかがえました。
かの有名なアムンゼンもここを発った冒険家の一人でした。それをたたえる像が街の至る所にありました。
こうして宿に帰ってきたわけですが、お察しの通りこの日はものすごい悪天候。夜にオーロラハントツアーを予定していたんですが、さすがに無理だろ―なんて言いつつキャンプ場のフロントに向かうとハーイ!なんていって明るく話しかけてくるオヤジが一人。今日のガイドでした。
ガイド曰く、今日は天気が悪いが仲間と連絡を取り合いながら晴れているポイントを探すとのこと。そして、トロムソから東側の内陸にあるノルウェーで最も乾燥しているポイントを目指すとのこと。
大きなバンに乗り込み、ロンドンからきた一家やイタリアから来たカップルなどと車に揺られること3時間。僕らは疲れて途中寝てしまってたんですが、気が付くと真っ暗な山の中に車は止まっていました。曇った窓を拭くと外には星空が。
ガイドが一言。みんな、おはよう!オーロラを見るぞ!と。
車の外へ出ると、極寒の空(たぶん-12,3度はあったと思う)いくつか白い雲が見えたんですが、ひとつだけ、どうも風に流れず独特な動きをする雲が。
暗さに目が慣れてくるとその雲はまるでカーテンのようにゆらゆらとうごめいていました。
そうオーロラでした。この日は太陽の活動が弱く、弱いながらもオーロラは僕の目の前に姿を現してくれました!
いそいで三脚とカメラをセットし、シャッターを切りました。
僕の機材と技術では微弱なオーロラはこの明るさが限界でした。オーロラは肉眼で見ると白でも、カメラで写すと画像素子の感光の具合で緑に映ったようです。
本当は中くらいのオーロラで緑、強いオーロラは赤にみえるそう。
それでもこの日は風がやはり強く、あっという間に山の向こうから雲が張り出してきて
オーロラは見えなくなってしまいました。ほんの3分くらいの間でしたが、本当に感動的な時間でした。
また車に揺られること3時間。キャンプ場に帰り、バンガローの冷蔵庫ではなく外の雪で冷やした北極ビールにサーモンをアテて、北極の夜長を楽しみました。